焚き火は子育てに良い。
キャンプは子育てに良い。
そんな話をどこからで見つけたものの子連れでキャンプをするのはなかなかハードである。あれこれグッズを借りたり購入したりというのはハードルが高いですよね。かといって焚き火をするためにそのへんの木を拾ってきて燃やすのは危なすぎる。
仮に自腹でキャンプグッズを揃えたところで、いざキャンプをしてみて子どもたちの反応がいまいちで「思ってたんとちゃう!」となると目も当てられない。
何かお手軽にキャンプ的なことを体験させられないか…そんなことを思っているあなたに届け、この記事よ。
しかし子どもをキャンプに誘ったところですぐにやる気にはならないのではなかろうか。
子どものキャンプに対するモチベーションをあげるにはキャンプアニメ「ゆるキャン」
まずは子どもたちにキャンプに興味をもたせてモチベをあげるところからである。
我が家の子どもたちは人見知りで、なおかつ失敗を恐れるので初めてやることには超絶ビビりでやりたがらない。
当然キャンプなんぞ初めてのことは無関心どころか拒否されかねない。まずはキャンプに興味を持たせるところからだ。
なにか良い方法はないか考えた結果、たどり着いたのはアニメを見せること。
幸い私はアマゾンプライムのヘビーユーザーである。プライムで見れる中から「ゆるキャン」をチョイス。

鬼滅の刃みたいな首ちょんや血みどろブッシャーなグロシーンがないかを私が検閲して「問題なし」と判断、子どもに見せたら大ヒット。アニメ版だけでなくドラマ版でも見返すというハマりっぷり。
キャンプ自体に興味を持つというよりも、キャラの可愛さに魅了されていたようだけども、少なくともキャンプに対する心理的ハードルはかなり下がったようである。
父「キャンプやってみたい?」
子「ゆるキャンゆるきゃーん!」
よし、次だ。
日帰りのふんわりキャンプ体験
ばえるキャンプといえばグランピング。でも、あれは超高い。これを見てくださいよ。
ばえるけどコレジャナイ。オシャレだけどお高いグランピング

はい、おしゃれ。
こちらは、高島市にあるグランピング施設STAGEX高島から画像を拝借したもの。最大3名までで35,000円~/1棟1泊(税込み)(シーズンにより料金変動あり)とのこと。ゴクリ・・・ゴクリ・・・
通常のテントに比べれば快適さは抜群だろう。でもコレジャナイ。子どもにしてほしいキャンプ体験はグランピングのようなオシャンティなものである必要はないのだ。
かといってグランピングではないいわゆる「キャンプ」と聞いてパッと思いつくようなテントでの宿泊はハードルが高い。「何かお手軽にキャンプ的なものをしたい」というそんなあなた・・・もうすぐ本題です。
ガチすぎない、入門編的なキャンプ。ということで、日帰りキャンプというかバーベキューのような形式を模索する。親である私たちがキャンプ経験があるわけではない場合、「さあ料理するぞ!」「あれ?火がつかない(イライラ)」みたいなことも予想されますよね?子どもたちは腹ペコになり、火起こし苦労して料理すれば火加減が上手く行かずに美味しさがイマイチ、そうこうしているうちに次は片付けがやってくる。
ヘロヘロになって帰宅しても子どもたちの感想が芳しくなければ、二度と行かないと決意を胸にするだろう。結婚前のカップルであれば「なに、この人何もできない・・・頼りならないわ・・・(ポイッー)」となりうるデンジャラス案件。
希望ヶ丘公園で日帰りのプチキャンプをするのだ
というわけで前置きが長くなったが、日帰りでのキャンプ・・・というよりバーベキュー的な体験をお手軽にできるところがあるのをご存知だろうか。
それが希望ヶ丘公園である。希望ヶ丘公園といえば、以前はドリカムがコンサートをしたこともあるという超巨大な公園である。というよりも山である。地図で見ればそのデカさがよくわかる。

この一画で「プチキャンプ」というのがやっているのである。
希望ヶ丘公園でやっているプチキャンプはどんなものなのか
キャンプといえば宿泊を伴うものを想像しがちだと思いますが、ここで紹介したいのは日帰りキャンプ。
キャンプというよりもバーベキューに近いのですが、我が家では希望ヶ丘公園のプチキャンプに何度も参加しており、大まかな概要を利用者視点で紹介します。
希望ヶ丘公園のプチキャンプの概要
内容:みんなで料理→レク
時間:9:30頃~15:30頃まで
場所:希望ヶ丘公園の東の方のキャンプ場
料金:大人2人小学1人幼児1人で7,000円くらい。
ボランティアのキャンプリーダーたちは子どもたちの扱いが上手い
運営しているのは希望ヶ丘公園の職員の方々と、キャンプリーダーと呼ばれる大学生ボランティアさんたち。キャンプリーダーさんたちは京都や滋賀の大学生たちで、何人かに聞いてみると、将来は先生や保育士になろうとしている人が多い模様。そのためか、子どもたちの扱いがめちゃくちゃうまい。
我が家の子どもは超絶人見知りなので6歳くらいで参加した最初の頃は話しかけられただけで顔を隠しては目に涙を貯めていました。そんな子には距離感をはかりながら接してくれる。ヤンチャな暴れん坊たちに合わせてダッシュしまくることもある。
私の語彙力では上手く伝えられないけれど、彼女らは子どもの扱いがうまいのだ。
キャンプリーダーさんたちの段取りと準備のおかげで楽ちんキャンプ気分
で、彼女ら(男性もいます)は前日からあれこれ準備してくれている。しおりの準備、食材や調理道具の手配、レクの用意なども。
参加者は用意されたプログラムにしたがって、参加するのみでOK。

キャンプリーダーたちは一番面倒であろう部分を積極的にこなしてくれるので、参加者の我々は美味しい部分だけを甘受できるというわけである。ちなみにアレルギーが有る場合には事前に通知しておけばある程度は対応してくれる模様。
プチキャンプで子どもたちがハマるもの
子どもたちがキャンプ体験で楽しむものをいくつか挙げてみましょう。
ハマるもの1:薪割り&焚き火

まず料理部門で言えば、我が家では圧倒的に薪割りと焚き火。特に男ども(ダンスィ)にとっては薪割りと焚き火はデンジャラスな香りもあってか人気な模様。初めての子にとっては薪割りは新鮮な体験なので大人気。斧を持ち、コンコン・・・パキッ!親はそれを写真にパシャパシャと写真におさめる。
コンコン・・・パシャッ!こっち向いて!コンコン・・・パキッ!
うちの男の子も焚き火がやたら好きで、火ばさみで薪をくべるでは燃える様子を楽しんでいる。
ウチワで空気を送るべく猛然と扇ぎまくるのは恒例行事。
子「(パタパタ)」
キャンプリーダー「おぉ~上手~ありがとう!」
子「(パタパタ・・・バサバサバサッ!)」
灰バサバサ~~~
子「あばばば」
親「あおぎすぎ!」
なんてのがよくある。
ハマるもの2:料理であれこれ剥いたり切ったり

あとは料理面に関しては、ピーラーでの皮むきやジャガイモや人参などのカット、人参の型抜きのようなもの。
親「気をつけて!」「手は猫の手!」「よくみて、危ないよ」
と口うるさく言っていると
子「・・・」
子「もういい」
と離脱される可能性もありますけどね。料理ではデザートも一緒に作ることが多いので、そっちも人気になりがち。これはメニューと子どもたちの気分次第。
ハマるもの3:山で遊ぶ&キャンプリーダーと遊ぶ

子どもの扱いがうまし
料理が始まってからある程度時間が経つと、子どもたちは料理でできることは限られ、焚き火もキャンプリーダーさんたちが火加減を含めかなり気を利かせてくれるので子どもたちは飽きてきてしまうのである。すると周囲で遊び始める。
希望ヶ丘公園自体が山の中なので、夏はせせらぐ小川の中に入って遊んだり、冬は雪を探してきて遊んだり、としている。そこでも活躍するのはキャンプリーダーさんたち。彼女らの間でも役割分担されているようで、適宜子どもらに優しく注意してくれたり遊んでくれたりしているのである。基本的に激怒することはないと思うし、基本的には親が手が離せないときの補助的な子守みたいなことをしてくれる程度だと捉えた方が良いと思うので、子どもたちがガチで危ないことをしているときにはしっかりと親が叱るべし。
人なつっこい子はキャンプリーダーに抱きついていたりする。
我が子もいつの間にかキャンプリーダーに膝枕されてくつろいでいたりした。
昼が近づいてくると子どもたちは「まだぁ?」「おなかすいたぁ」などとぶつぶつ言い始めるのだが、そうこうしていうちに出来上がる。
ハマるもの4:レクでの工作。特にグルーガン
プチキャンプでは食事が終わったらレクがある。天気が良いとハイキング的なお散歩とクイズや工作用の枝やドングリなど拾いなどのミッションを組合わせたものが多い印象。
雨や冬で寒すぎるときは材料だけ用意されていて、室内での工作に興じるときもある。
ここでは子供らは時期に応じて何か工作をする。例えばクリスマス時期ならリースとか。
ここで子どもらに人気なのはグルーガン。グルー、つまり糊のガン、つまり糊の銃。銃の形をしたノリである。

短時間でドングリと木を接合するときにボンド代わりに使えるもので、我が子どもらはやたらこれを使いたがる。
ひとしきり工作が終わると、これでプチキャンプ体験はお終い。
ある程度自分たちで片付けはするものの、キャンプリーダーさんたちが細かい片付けはしてくれる。ありがたや。
最後は締めのご挨拶があり、キャンプリーダーさんたちが見送りしてくれてサヨウナラ。
小さい子どもにキャンプ的な体験をするなら超絶オススメできる
希望ヶ丘公園では日帰りのプチキャンプ以外に本格的なものもやっています。
我が家では一泊二日のテント泊までしかやったことはないもの、夏に風呂も入らずテント泊しまして。親子とも初めてのテント泊。私は「風呂入りたい・・・」と思っていたものの子どもたちはテンションマックス。良い体験となりました。一泊二日のテント泊ができたのは、このプチキャンプとゆるキャンで子どもたちがキャンプに対しての興味が湧いたからだと思われる。
希望ヶ丘公園でのキャンプは、最大で1週間もキャンプするプランまであるらしい。もちろんこちらもキャンプリーダーさんたちの助力があり。1週間なのでお風呂も入れるらしい。こっちは参加したことがないのでわかりません。
希望ヶ丘公園の最新のキャンプ情報はコチラから確認できます。
PDFをチェックして「キャンプ」の項目があるところに1泊2日とか日帰りのとかあるので好きなのを選んでみましょう。参加費とかも記載されています。